【死亡例あり】レバ刺しを食べることによる食中毒のリスク:症状は?過去の事件は?

レバ刺し食中毒

2012年、日本中のレバ刺しファンから惜しまれつつ全面禁止になった牛の「レバ刺し」。もう食べられなくなるということで、7月の法律施行前に“あの味を脳に焼き付けたい”と大勢の人が焼き肉店や居酒屋に殺到しました。禁止の原因となったのは富山の焼肉店で起きた食中毒事件で、「死者5名」という悲惨な報道が連日ワイドショーやニュースで取り上げられていました。

あれから6年経った今では、事件のことを思い出す機会はほとんど無いと思いますが、改めて牛のレバ刺しを食べることによる食中毒のリスクについてまとめてみます。

牛のレバ刺しが危険なのはなぜか?

牛

2011年に起きた焼肉店の死亡事件は、ユッケなどを食べたことによる食中毒でした。ステーキではレアで食べることもあるし、牛で食中毒と言うとあまりピンとこないかもしれませんが、牛は食中毒を引き起こす菌を保有しています。いったい牛が保有するどのような菌が食中毒リスクになるのでしょうか。

牛はO157をはじめとする食中毒菌を保菌している!

厚生労働省や農林水産省の調べにより、牛の胃、大腸、レバーなどから腸管出血性大腸菌O157が検出されていて、牛が体内にO157を保菌していることが明らかになっています。
>>一般財団法人東京顕微鏡院ホームページ|なぜ、生食用牛レバーは禁止されたか?

 

O157以外にもカンピロバクターやサルモネラも保菌していることが分かっており、事件が起きる前から牛の生食のリスクは指摘されていたようです。

 

腸管出血性大腸菌とは? 人の体内で「ベロ毒素」と呼ばれるどくを出す大腸菌のことで、主に牛の腸の中に生息していて、牛の皮膚にも付着している。代表的なものはO157、O111がある。

22年前の大阪で起きた“大事件”

O157と聞くと、1996年に大阪・堺市で起きたO157集団食中毒の事件を思い出す方もいるかもしれません。これは、それまで一般的には知られていなかったO157を一躍日本国民に認知させることになった“重大事件”でした。

 

その事件は小学校の学校給食でおきました。児童・教職員を合わせて7,966人が感染し、更にその家族ら1,557人が二次感染被害者となり、総感染者数は約9,500人、死者3人というとても大きな食中毒事件となりました。

2011年の焼肉店の食中毒事件ではO111が検出される

富山県・小矢部の焼き肉店「焼肉酒屋えびす」発生した食中毒事件では、ユッケを食べたある家族全員から腸管出血性大腸菌O111が検出されました。

O111やO157出す「ベロ毒素」の毒性は青酸カリよりもはるかに強い

腸管出血性大腸菌O111・O157が出すベロ毒素は青酸カリの5000倍の毒素を持つと言われています。

 

「ベロ毒素」は大腸をただれさせるほか、血管壁を破壊してしまうため血便や、激しい腹痛の症状が出ます。

 

さらに、この食中毒でもっとも恐ろしいのが溶結性尿毒症症候群を発症してしまうことです。体内に侵入したO157やO111は消化器官を通り大腸に到達したあと増殖を始めます。そこでヒトの体は免疫によって菌を撃退しようとします。

 

しかしその菌は死滅する際により多くの「ベロ毒素」排出するのです。

 

その大量の「ベロ毒素」が赤血球や血小板を破壊しながら全身を巡り、最悪の場合「急性脳症」や「急性心不全」といった合併症を発症し死に至ることもあります。

牛以外のレバ刺しの食中毒リスクは?

豚

牛以外と考ると真っ先に「豚」が思い浮かびますが、豚の生食は果たしてどうなのでしょうか。

豚は食中毒、寄生虫のリスクがある!

厚生労働省では、豚レバーをはじめとする肉や内臓の生食は、E型肝炎ウイルス(HEV)に感染するリスクがあることを発表しています。
>>厚生労働省|「豚のお肉や内臓を生食するのは、やめましょう」

 

また、カンピロバクターやサルモネラの食中毒の危険性もあり、日本国外では豚からの有鉤条虫、旋毛虫等の寄生虫への感染も報告されています。

豚の生食も2015年6月に全面禁止へ

牛に変わる代替え案として、2012年以降飲食店では「豚」のレバ刺しが人気メニューとなりましたが、牛同様に食中毒の危険性が高いことから2015年6月に食品衛生法によって豚の肉(全ての部位)を生食用として提供することが禁止されました。

牛、豚以外で食べられるレバ刺しは?

考える女性

 

牛もダメ、豚もダメ…となるといよいようレバ刺しはもう食べられなくなったのでしょうか?レバ刺しファンからは悲鳴が聞こえてきそうですが…。

 

じつは、今でも合法的に食べられるレバ刺しがあります。

「馬」のレバ刺しなら食べることが出来る!

2018年現在でも「馬」であれば生食で食べることができ、レバ刺しであっても食べることが出来ます。これはレバ刺しファンとしてはとてもありがたいことです!

なぜ馬は食べられるのか?

馬は牛や豚のよなヒヅメが二つある動物とは別種に属しており、体温が高いことから腸管出血性大腸菌O157・O111が体内に生息できません。その他の食中毒を引き起こす菌も、牛や豚と比べて感染リスクが低いことが分かっています。

 

それらの理由から今でも馬の生食は規制されずに食べることができるのです。

↓馬のレバ刺しはこちらの馬刺し専門店で購入できます。
【菅乃屋】馬肉専門のお店

馬のレバ刺しはどんな味?食感は?

まず食感ですが、馬のレバ刺しは他のレバーと比べてコリコリした食感が特徴的です。馬は外見からも分かる通り、とても運動量が多く筋肉質だからと言われています。

 

味は牛や豚のレバーと比べて、独特の濃厚さや臭みが少なく、サッパリしています。牛のレバ刺しはファンが多い反面、独特のクセが苦手だという人も多い食べ物でした。しかし、馬はそのような牛のレバーが苦手だったという人でも食べられるほどクセがありません。

お店のメニューで見かけることがないのはなぜ?

馬刺しを置いている居酒屋は割とありますが、“馬のレバ刺し”はあまり見かけないですよね。それは馬のレバーが希少部位だからという理由があります。一頭の馬からは600gほどしか取れず、他の部位に比べて圧倒的に少ないのです。

 

少ないという事は仕入れが困難であり、さらに仕入れることができても値段が高くなってしまうので、居酒屋でもなかなか取り扱えないのが実情です。取り扱い店であっても「売り切れ」だったりすることも多いので、いつでも食べられるわけではありません。

 

お店以外で食べる方法としては、通販で自分で手に入れる方法があります。馬刺しで有名な熊本の馬刺し専門店の通販サイトならネットで在庫も確認できるのでお店に食べに行くより便利かもしれません。

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レバ刺しを食べることによる食中毒のリスク:まとめ

レバ刺しファンの皆さん、居酒屋などでは“脱法レバ刺し”などもあるようですが、やはり危険ですのでおすすめはできません。

 

どうしても食べたいと思ったら、この機会に「馬」のレバ刺しを試してみるのもいいと思います。牛と全く同じではありませんが、案外「馬」の方が好きになってしまうという意見も聞きますよ!すでに知っている人も大勢いて、品切れになっていることも多々あります。それだけ大人気です。

 

牛や豚は危険で食べられなくなりましたが、安全な馬ならコリコリしてもおいしいレバ刺しが今でも食べられます!
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